2026年8月03日
板橋駅前さとう消化器・内視鏡クリニック院長の佐藤です。
今回は、当院で多くの患者さまからご相談をいただく「大腸内視鏡検査」について、できるだけわかりやすくお話ししたいと思います。
大腸がんは、今や誰にとっても身近な病気です
現在、日本人のがんによる死亡数の中で、大腸がんは男女合わせて最も多い部位となっています。「自分は大丈夫」と思っていても、実は自覚症状がないまま進行しているケースが少なくありません。最近では、ダウンタウンの松本人志さんが大腸がんの手術を公表し、直木賞作家の東野圭吾さんが大腸がんで亡くなられています。
しかし、大腸がんには大きな特徴があります。それは、多くの場合、大腸ポリープという良性の腫瘍ががん化して発生するということです。つまり、がんになる前の「芽」の段階でポリープを見つけて切除してしまえば、大腸がんは手術やがん死に至らず、確実に予防できる病気なのです。定期的な大腸内視鏡検査が、がん予防にこれほど直結する検査は他にあまりありません。
「便潜血陽性」を放置していませんか?
健診で行われる便潜血検査で「陽性」と判定されたことがある方は、決してそのままにしないでください。便潜血陽性は、大腸のどこかから出血しているサインです。
痔からの出血であることも多いのですが、その中に大腸ポリープやがんが隠れていることがあります。「痔だろうから大丈夫」と自己判断してしまい、精密検査を受けないまま数年が経ってから進行がんが見つかる、というケースを診療の中で実際に目にしてきました。便潜血陽性を放置することは、発見の機会を自ら手放してしまう、大きなリスクを伴う選択なのです。
症状がなくても、40歳を超えたら一度は検査を
大腸がんは、初期の段階ではほとんど症状が出ません。お腹が痛い、便に血が混じる、便通が変わった――こうした症状が出たときには、すでに病気がある程度進行していることも珍しくないのです。
だからこそ、症状の有無にかかわらず、40歳を超えたら一度は大腸内視鏡検査を受けていただくことをおすすめしています。ご家族に大腸がんや大腸ポリープの既往がある方は、なおさら早めの検査をご検討ください。
「痛い」「つらい」というイメージを変えたい
大腸内視鏡検査と聞くと、「痛そう」「恥ずかしい」「下剤がつらい」といったイメージから、二の足を踏んでしまう方が多くいらっしゃいます。当院では、そうした不安をできる限り取り除けるよう、以下のような体制を整えています。
眠ったような状態で受けられる検査 鎮静剤と鎮痛剤を使用し、うとうと眠っているような感覚の中で検査を受けていただけます。目が覚めたときには検査が終わっている、という方がほとんどです。「検査が怖くて先延ばしにしていた」という方にこそ、ぜひ知っていただきたい方法です。また、当院では内視鏡も細めのものを使用しているのでその分患者様の負担を減らすことが出来ます。
内視鏡学会認定専門医が行う検査 大腸の形は患者様のご年齢や体格でかなり差があり、内視鏡の挿入方法は色んなパターンがあります。私は内視鏡専門医として、検査を1万例以上経験しており、患者様毎に挿入の仕方を対応させて頂きますので安心してお任せ下さい。
下剤を快適に飲んでいただける環境 検査前には腸をきれいにするための下剤を飲んでいただく必要がありますが、当院にはこのための半個室スペースと専用のトイレをご用意しています。周囲を気にせず、リラックスして下剤を飲んでいただけます。
女性が安心して受けられる環境 当院では女性でも検査を受けやすいように専用の検診スカートを履いて検査を受けて頂きます。また、検査中は常時女性スタッフが付き添いますので羞恥心でこれまで検査を避けていた女性の患者様にぜひ一度ご相談頂きたいと思います。
下剤が苦手な方への対応 「下剤を飲むこと自体がつらい」という方もいらっしゃいます。そうした方には、事前に胃カメラ検査を受けて頂き、そこから胃の先の十二指腸に下剤を注入する方法もご用意しており、内服の負担を大きく減らすことが可能です。
検査を「先延ばしにしない」という選択を
大腸内視鏡検査は、がんを未然に防ぎ、たとえ見つかったとしても早期の段階で治療につなげられる、非常に有効な検査です。当院では土日の検査も可能ですので、お仕事や家事でお忙しい方もスケジュールを調整しやすくなっています。また、今年はお盆休みも診療しておりますのでぜひご活用下さい。
「そろそろ受けた方がいいかな」と思ったときが、検査を受けるタイミングです。ご不安な点があれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。皆さまの健康を守るお手伝いができれば幸いです。
ご予約はホームページより24時間受け付けております。
板橋駅前さとう消化器・内視鏡クリニック